鍋山和弥

アンダーワールド:ビギンズの鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ヴァンパイアが、貴族で、ライカンが、奴隷。話的には、人種差別物で、ソーニャとルシアンは、人種の壁を越えて、愛し合っていた。シンプルなストーリーだが、重々しい雰囲気で、見応えがある。奴隷の、支配者への反乱。このようなストーリーを見てると、ヴァンパイアだからとか、ライカンだからとか、そんなもので、善悪は、決められないと、つくづく思う。人間の世界でも、言えることですよね?アメリカでも、白人の黒人差別とか、問題ですし、第2次世界大戦でも、ドイツ人の、ユダヤ人差別は、ありましたし、日本の平安時代でも、平家の者以外、人間ではないとか、インドでも、未だに、カースト制度も、存在しますよね。いつの時代も、人種差別とか、身分差別とか、存在しますよね。同じ人間なのに、差別は存在する。みんな同じ人間。人種や、身分の差を越えて、共存する。そんな世界になればと、願いたいですね。この作品も、確かに、ヴァンパイアも、ライカンも、人間ではありませんが、通じる物が、あると思います。それを強調してるのが、ソーニャとルシアンの、愛ではないでしょうか?
鍋山和弥

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