若手イケメン俳優の映画ではない。
三浦春馬はとっくに大人の俳優だったことに気づく。
殺陣や駆け方にも薩摩藩士や時代考証に基づいたこだわりが見られる。彼の美しい身のこなし方や微細な表情の変化にぜひ注目してほしい。
五代友厚の生涯を描きながら、幕末から明治の混乱期に、多くの人々が希望と不安を持ってもがきながら生きる姿を見ることができる。
男性陣はイキイキとし、女性陣は皆、凛として美しかった。
主題歌がなく、全体的にあまり商業性を感じないが、媚びていなくて良しとするか。
様々な困難を乗り越え公開された本作は一見の価値あり。
女性客が多いと思うが、学生やサラリーマン男性にぜひ見てほしいと感じた。今、これから、どう生きるべきか。
私たちは、五代と春馬から宿題を出されたのかもしれません。
でも、気負わず見てほしいです。
笑えるシーンもありますよ！
せめて、生麦事件だけでもおさらいしておくと分かりやすいかも。
