さっきー

天外者のさっきーのレビュー・感想・評価

天外者(2020年製作の映画)
-
三浦春馬くんは五代として生きていて、お芝居は素晴らしかったと思う。

でも、脚本と音楽と配役があまり好みではなかった。。。残念。

この激動の時代に生きた人の“一生”を一本の映画に描き切ること自体、かなり難しいと思う。
世の出来事ばかりに注目すると五代の存在が薄ペラに見えるし、五代に寄るととても2時間には収まらない。
主人公や登場人物との距離感が最後まで掴めず、ぶつ切りで展開するし、置いて行かれっぱなしだった。ちょっと待てえ!と心の中で叫んだ。
特に後半が残念。大阪商人との繋がりとかも、もっと描いてほしい。
家族や恋人とのシーンは、俳優のお芝居の力で感動させていただいた感じ。

龍馬や伊藤博文との絡み、そんなにあったのかな?
あっても良いと思うけど…三浦翔平さんの龍馬は苦しかった。龍馬ではない役で盟友として出て欲しかった…。

そして、音楽。
五代と龍馬がお侍達に追われる序盤のシーンから、音楽に違和感。
エンドロールも同じような曲流れていた。ちょっと悲しくなった。

春馬くんの渾身のお芝居、もっと見ていたかったなぁ。。。
さっきー

さっきー