ラピュタん

いつかの君にもわかることのラピュタんのレビュー・感想・評価

いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)
4.8
静かな感動にひたれます
どのシーンも自然でいて
素朴ながら美しい

人生の栄養になりました💎

マイケルを演じるダニエルくん✨
まるで天使のよう きっと本物の👼

まだ若い父親は働きながら闘病しています
言葉の隅々にも、息子をひとりで育ててきた彼の愛情がにじんでいて胸を打ちます…

父親ジョンは探しています
マイケルと養子縁組をしてくれる新しい親を🍃
ふたりは方々へ会いに出掛けていくのですが、
愛する息子のために、一番大切なこととは?

それが示されるところで、映画は終わります 
じいいん🌱、と胸に迫ってきます


抑えた演出の静かな作品ですが
さり気ない優しさといたわりに満ちていて
終始惹きつけられました やがて
いつの間にか、一緒になって探し求める自分に気付く…

悲しい、時に過酷な現実を中心に据えるのではなく、声高に訴えるのでもない

描かれていたのは、親子の時間
普通に過ごす時間のかけがえのなさ
ずっと観ていられます

ふたりの最後の日々を、温かい気持ちで応援できるでしょう!
自分の中の素敵な何かに気付くために最適かも💎


小学生以上、老若男女どなたでも

人生が思うようにならないと感じたら
不公平で単調な日々に嫌気がさしたら
もちろん、そんなことを感じていなくても
しみじみとした映画が観たい時に

全ての親に 全ての親になりたい人に
あ、意外にカップルに良いのでは✨

⭐️北アイルランドで撮影されています🌲
 どこか懐かしいような新鮮さが
⭐️ノートンさんが父親役を好演💚
 難役なのに、自然体で沁みてきます
⭐️福祉課の研修生のヴィヴィッドな存在感💖
⭐️原題はNowhere special
 特別なところへ行くんじゃないさ
 空中にいて、いつでもお前を見守っているよ…
ラピュタん

ラピュタん