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いつかの君にもわかることのmayuのレビュー・感想・評価

いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)
5.0
映画館で見ることはお勧めできません、泣きすぎてまいます。
私は休日の朝10時に恵比寿のシアターまで足を運び、泣きすぎて化粧は崩れ、長年連れ添った二重は何故か一重になり、最悪な状態で都内を1日徘徊することになりました。
ここで泣け!というポイントはなく、色んなシーンで各々が込み上げて泣いていた感じがした
大体淡々と進んでいくのですが、細かな描写や表情で思っていることが全部伝わってくる感じ
マイケル役の子が凄く良かった、大体顔が良すぎるのですが、子供らしい仕草というか、役ということを忘れ、リアルな親子を見ている気持ちになる
子供ながらに何かを感じ取り、お父さんに毛布をかけたり、ろうそくを1本プレゼントする、純粋な優しさに触れた
パパのことをよく見てるんだな〜と見えない強い絆に心打たれる
一方でお気に入りのパジャマが洗濯中で着れなくて癇癪を起こす子供らしさも見せてくれた
ただ愛おしい特別な日常があった
里親を決めるシーンしかり、あまり台詞や言葉での説明はないのに細かい描写で感情の機微を魅せているのでわかりやすく、全員が納得できる最後だったと思う
エンディングで本気でマイケルの幸せを願いつつ、1人残されたお父さんの帰路、死ぬまでの闘病生活を想像してまた涙
本当に観てよかった、こういうのずっと観たい
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