シカゴ国際映画祭にて。
邦題がついてるから「おや?」と思ったら東京フィルメックスで上映するみたい。
実際にあった事件にフィクションまぜた話だな。
70年代後半のイランでは欧米文化に対する反感・否定する輩による映画館放火が相次いだらしい。
その過去と現在と虚構と劇中の映画を交錯させながら話が進む。
主人公のタクバリは薬(抗うつ剤?)を買いに行くも、取り合ってもらえず。そのかわり薬を売ってくれるある男を紹介される。
このあたりからヤバイ臭いはしたけども。やはり…だった。
会いに行った先での男の姿が「!?」だったがあの意味はよくわからず。
実際に悪さ企んでるのはどこにでもいそうなフツーの爺さんたち。身なりも佇まいもそこらのおじいちゃんという感じ。
手口も完璧とはほど遠く、すぐにバレるだろうという感じなんだけど、彼らにとってはバレずにやることよりも憎しみ否定の対象を自分の目の前から消すことしか考えてないのかも。
劇中映画の「The Dear」やイランの巨匠が火事で亡くなったというエピソードは全くのフィクションか?それに似た事があったのか?
終了間際になんとなく選んで観た映画だったがなかなか面白かった。