ゆず

ガールズ&パンツァー 最終章 第3話のゆずのレビュー・感想・評価

5.0
#ガルパンはいいぞ
戦車道は華道・茶道と並ぶ乙女のたしなみ、というおかしな世界観ではあるが、若者たちが真剣に取り組み、切磋琢磨し、成長していく姿は現実の青春と何ら変わりない。日頃の練習の成果ともてる知略をすべて試合にぶつけ、彼女たちはまたひとつ大きな経験を積む。

知波単戦、決着。この試合の福田の活躍がめざましい。アヒルさんチームとの親交の中でヒントを得て、突撃一辺倒の知波単学園に新たな戦法をもたらす。そのおかげで知波単は大洗女子相手に互角以上の戦いを見せる。
そんな中で偶然一騎打ちとなった福田とアヒルさんチーム。これはもう涙なしには見られない。アヒルの後ろを付いて歩いていたような福田が、アヒルさんチームを脅かす存在にまで成長している。一騎打ちの決着も含めて、本当にアツい内容だった。
さらに、うかれる知波単で唯一正気を保っていたのも福田だった。このことを踏まえると、もはや福田は参謀レベルというか、知波単のブレインになりつつあるように思う。将来の姿にも期待してしまう、非常に深い人物描写がわずか48分の中に詰め込まれている。

他校の試合も少しずつ描かれるが、ここでも各校の個性やキャラクターを存分に見せる内容になっていて満足度が高い。

そして準決勝、継続高校戦。不穏な空気で始まった試合は、白い魔女の登場で衝撃の展開に…!
ガルパンはいいぞ…!
ゆず

ゆず