のりまき

シャドウ・オブ・ヴァンパイアののりまきのレビュー・感想・評価

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マルコビッチがカンカンになったといういわく付きの映画。というのもトラブルから監督が降板、台本が急変、撮影も端折られ最初とは全く違う話になってしまったらしい。
確かにものすごく食い足らない。悪魔に魂を売った芸術家という現代版「ファウスト」なのだが、『ノスフェラトゥ』が絡めてあるのがミソ。テーマが面白い上に、マルコビッチ×デフォーという舞台上がりのアク強めの俳優を揃えておきながら勿体無い!
「✕✕を食べるのはギャグ」と家人は冷ややかだったが、私の中ではマヤのようななりきり演技のデフォーの株がぐんと上がった。
今思えばあんな滅多にお目にかかれない番宣インタビュー録画しとけばよかった。
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