kanaco

ボルケーノ・パークのkanacoのレビュー・感想・評価

ボルケーノ・パーク(2019年製作の映画)
3.5
危険な活火山に建てたテーマパーク・リゾート施設のオープン日に案の定起きる大噴火から人々が逃げ惑う災害パニック映画。お金をかけたであろう豪華なCGを惜しみなく使用し、大噴火・火炎弾・溶岩が景気よく降り注ぎ、ありえないツッコミ待ちアクションや展開がたくさん!でも実は家族愛の物語です😁(140文字)

****以下ネタバレあり&乱雑文****

◆あらすじ◆
中国にある〈天火島〉と呼ばれる火山島。かつて大噴火を起こし、当時に現地で調査を行っていた火山学者のタオは一緒に山にいた妻を亡くしてしまう。20年後、その島に世界初の火山テーマパーク・リゾート施設が建設された。タオの娘で同じく火山学者であり、島のマグマを観測する専門家チームの一員として働いているシャオモンは、テーマパークのオープンの当日にマグマが不審な動きをしていることに気がつく。すぐにオーナーのハリスにオープンの中止を訴えるが、全く取り合ってもらえない。そして嫌な予感は現実のものとなり…。

❶危険な活火山に立てたテーマパークで起こる自然災害の脅威を描くパニック映画

活火山の危険性をそのままアトラクションにしたという世界初のテーマパーク&リゾートの舞台で、案の定の大噴火が起きて人々が逃げ惑うという自然災害の脅威を描いたパニック映画です。

おそらく鑑賞した人全員が思うでしょう。「なぜそこにテーマパークを建てた!?😧」

( -`ω-)オーナー<時限爆弾を抱えた土地に世界トップクラスのリゾート地を建てました。今の時代お客様はスリルを求めています。ここはSNS世代が喜ぶテーマパーク😆👍✨

しかし、鑑賞した人全員が予測するでしょう大噴火が、オープン当日に起こります。…いや、だからなぜそこにテーマパークを建てた!?😂(2回目)フラグ回収が早すぎるのよ!

無茶なテーマパークを建てて、形になったので人を入れて見たら、人間側の危険察知能力の低さや施設の甘さにより、コントロールできていたと思われた対象(自然物)が暴走して、取り返しがつかないほどの大惨事となる…最近こんなタイプの大御所映画をみたような…???

そうですね~。🦕🦖の代わりに、お金をかけたであろう豪華なCGを粗めながらも惜しみなく使用した大噴火・火炎弾・溶岩が景気よく降り注ぐ、こちらはド派手なおバカ映画って感じです🤣

❷ハイテンション・ハイカロリー!派手なCGとありえないツッコミ待ちアクション

CGによる阿鼻叫喚な災害パニック振りは派手さがありました。火山が収まることが無いのでその出し惜しみをしない感じにより、意外とずっと画面に視線が釘付け🤩

火山灰は時速60キロで迫りくるし、火山弾は神エイムで飛んできて次々と逃げる人々にクリーンヒットするし、人々は衝撃で軽々ポーン、ポーンと飛んでいく。

それとはまた別に、主人公グループは“ありえない”事態やアクションの連続。「わー大変な事態になったぞー!😱⇒危なーい!あの人絶対に死ぬじゃんー!😨⇒って、ぇえー!そうはならんやろみたいなこと起きたー!🤣⇒結局生きている、ええー!?😲」というのを繰り返します。謎のFF10ムービーみたいなシーンからの謎プロポーズ、カプコンヘリ並みのお約束な墜落劇、モノレールからモノレールへと飛び移る一般客たち…。

中国人のみなさま、生まれながらに特殊訓練を受けているのかもしれん🤔

ハイテンションでハイカロリー。何も考えずに「やんや、やんや~」と楽しむが吉。期待すると肩透かしを食らうかもですが「お金をかけたB級映画テイストでしょ?」って低く見積もって再生したらけっこう楽しめるかも。

あと、本編関係ないけど、クレジットにメインで映る人たちは誰なのよ!?(だぶん主題歌を歌うバンドのみなさま🤔)

❸本筋は家族愛の物語。

正直、❷のような感じなので、本筋ストーリーは途中からどうでもよくなってきますが、それでも各キャラクターの個々の家族愛が描かれているのは、パニックムービーが進行する傍らでシンプルさが分かりやすく、邪魔にならなかったです。ストーリーラインがないよりもずっと見やすい。そこも好感でした😀

🌋🐝💦「最初から最後まで「何故、ここにテーマパークを建てた…?」って気になってしょうがないです。お金がかかっていそうなCGと、笑わずにはいられないご都合主義展開をケラケラ笑ってツッコミながら見る映画として楽しむが吉っていうタイプです」
kanaco

kanaco