アニメ「ブルーピリオド」の1期が最終回を迎えたので、東京藝大繋がりで生徒さんが製作した短編アニメーションをレビュー。
メルヘンタッチのパステルなアニメーションでなごみの時間と思いきや、少女のモノローグが何やらおかしい。
好きなものと嫌いなもの、大切なものと要らないもの。子どもの世界は移り気で脈絡がなく、さっき好きと言ったはずなのにもう嫌いだったり、あれはしたいのにこれはイヤだったり。
これを大人がやるとなんだかあざとくなったりもするのだけれど、あどけない学生さんが作ると、子どもの持つピュアさゆえの狡猾さ、ズルさみたいなものがうまく表現されていてゾワッてなる。
中国の子が作っているから自然なことなのかもしれないけれど、最後の仏教ネタはちょっとよく分からなかった。残念。
ところで今年は面白いアニメが豊作で、おかげで映画を観る時間が減ってしまった。来年は今まで手をつけていなかったテレビアニメのレビューも書き記しておきたいな。
(ショートフィルムスコア 3.3)