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サマーフィルムにのってのcookieのネタバレレビュー・内容・結末

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

久々の青春群像劇。

好きなものにとことん拘って目標に向かっていく姿を、コミカルに清々しく描いている。
時代劇への愛、映画への愛が感じられるところにも、とても好感が持てる。
眠狂四郎を当ててしまった私(笑)

SFや恋愛がいい感じでミックスされていて、それが「好き」に正直に向き合わせる。
あのラストは意外だったが、真っ直ぐな気持ちが伝わり涙が溢れた💧
折角完成させた映像も見たかった気がするけど...

既知の俳優は一人だけ。その中で、豊かな表情が自然であざとさが無く、身近にいそうな親近感があり、ラストの殺陣もなかなかだった伊藤万理華さんの演技が特に印象に残った。

ブルーハワイが自分たちに意見を合わせていることに気付いており、彼女の本当の気持ちに沿った方向に自然に彼女を導くといった関係性が描かれているところも良かった。
悪人が出てこないのも◎

高校生時代、部活動の他に同好会にも足を突っ込んでいた私にとって、自由に考えられたり意見が出しやすい同好会は、マイナーな活動だからこその良さがあったな〜なんてことが思い出された。時代は今とはだいぶ違うけれどw
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