他に観たい映画は星の数ほどあるが、ふと思い立って観てみたらとてもよかった。
最近はなんだか創作そのものをテーマに据えた漫画なりアニメなり映画なりの創作物が体感で多い。それぞれから熱い想いが伝わってくる。この作品もそう。
あらゆる作品は、過去の参照である。直接的ではなくとも、意識せずとも、少なからず影響へ受けている。過去の参照を経て、その上に少しでも積み上げていくこと、それが創作であり、そしてそれは人生も同じである。過去の参照であるにもかかわらず、しかしどこか"これ"あるいは"この作品" もしくは"この人生"はオリジナルな、世界で、歴史上で、たったひとつのものであるという確信が存在すること。そこにおもしろみを感じれるかどうか、それが本当に肝心だ。
登場人物のキャラクターの立ち具合が良かった。
