れおん

サマーフィルムにのってのれおんのレビュー・感想・評価

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)
3.8
時代劇に青春を捧げていた女子高生が、ふとした新たな出会いから映画を撮ることを決意する。そして、仲間と共にぶつかり合いながらも作品の完成へと近づく時、大きな一歩を踏み出した彼女には重過ぎる、"運命の選択"を余儀なくされる状況となる。

かなり熱い。映画好きには堪らないような青春映画。
だが、後半で失速。
明らかな要因はSF要素を織り交ぜたこと。
もっとも、「青春映画」だけでも多すぎるほどの要素があるのにもかかわらず、そこに超難題である「SF要素」を加えることは不可能に近い。
良き題材で俳優陣も全力、見応えのあるシーンも多いが残念である。

映画を愛す誰しもが、一度は映画を撮ってみたいと思う。しかし、中々踏み出せる一歩ではない。
運命的な出会いがなければ絶対になし得ないと、主人公のハダシ。運命の悪戯か、踏み出すきっかけを得たのだが、結局はこの着地点。
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