わ

サマーフィルムにのってのわのレビュー・感想・評価

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)
5.0
めちゃくちゃよかった!!!!

若くて、キラキラしてて、エネルギーが溢れ出してて、心が泡立つような映画だった。
エンドロールが流れている時に噛み締めてしまうような、大切な時間が詰まっていて、
ちゃんと映画館に見にきた自分の判断を誇りに思う。

胸が沸き立ってしょうがなかった。
はだし監督の、時代劇に心掴まれて、映画を通して過去と繋がれたことに感動して、映画を通して自分も未来と繋がりたいって思って、大切な夏を映画につぎ込んだことがとても素敵だと思った。
そんなはだしと一緒に、同じ熱量で夢中になってくれる仲間がいることも。

体育館でのラストシーンは息が止まりそうだった。
胸に焼き付けておかなくちゃと思った。
ビート板がブルーハワイに、「そうか、これが失恋か」って話してた場面、すごく好き。言葉で理解するよりも先に気持ちを知るのが高校生の特権だよね。

作中でビート板が読んでいた時をかける少女のような要素もありながら、はだしとりんたろうを繋ぐのは映画で、2人は自分たちの作る映画を通して、未来でも過去でも繋げられるんだと思う。

こんなに忘れたくない夏がわたしにもあっただろうか。
わ