◉高校生活をやり直したい…。
◉映画部に所属する高校3年生のハダシは、時代劇を撮りたいが、キラキラ映画を撮る部員らに焦燥感と憂いを感じていた。そんなある日、主演にピッタリな男の子を見つけ、仲間を集めて時代劇を撮ることに。
◉お初にお目にかかるZ世代の役者たち。若者特有のキャッキャした感じと、濁りなき澄んだ瞳の眩しいこと。「あれ、何か老け顔の人が混じってるな」と思ったら、毛量でお馴染みの《板橋駿谷》が出演していた。
◉「んなわけあるかい(奇跡的)」な超展開だけど、あの頃特有の瑞々しさがギュッと凝縮した青春の1ページを表現したかのような作品で、その節々に高校生特有の(悩みや葛藤を含む)感情が内包されていた。
◉唐突なSF展開にいくあたりは自主制作映画特有の匂いがした。多摩美術大学出身の監督の実体験も含まれてるのかな。
◉見どころは、やっぱり予測できないラスト。常識や型に囚われない自由な発想の〆展開に唸らされた。
◉映画部。もし高校生活をやり直せるのなら、こんな青春ライフを送ってみたい…。激イタ覚悟で色んな映画を撮ってみたい。