takanoひねもすのたり

イーブルアイのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

イーブルアイ(2020年製作の映画)
2.5
Welcome to the Blumhouseシリーズの3作目。インド人コミュニティ恋愛事情+おかんの過干渉ぶりが突出しているホラー

アメリカの場合、お見合い……お試しデートのことをブラインドデートと言っていたと思うのですがマッチングアプリの登場により、その呼び名は過去のものになったのかな?
(現地情報を知らん)

主人はパッラヴィー、29歳。
インドにいるおかんから「いい相手を見つけなさい」とせっつかれる日々。
しかもおかんは星占いに傾倒していて、娘に恋人が出来るたびに占いでチェックしていた。
娘にいい人が……とせっつく反面、その相手に神経質になるのは、おかんは過去にDVを受けた過去(後にDV以外の秘密が明らかになる)があったため。全ては娘を思う親心(とはいえ度を越した過干渉振り)
そこに、パーフェクトな相手と出会い交際をしているという報告が入る。
しかし娘の相手に何故か嫌な予感を覚えるおかん……というホラー。

9ヶ月後に生まれてたから何だというのだろう?
ヒンドゥー教において9という数字が何か意味があるんだろうか?
おかんの主張で一番ここが腑に落ちなかった。

娘が「パーフェクトな男性」と言うのはサンディープ・パテルという男性で、パテル家というと有名な資産家、彼自身も起業しており成功している。
しかし、前カノ自殺未遂。
そして付き合ってひと月のプレゼントにサファイアのイヤリングを贈る。
そのうえ小説を書きたいけれど仕事で時間が取れないとふと口にしたら簡単に「仕事をやめたら?」「家賃負担させてくれ」「一緒に住もう」と言う……こいつ地雷の予感しかしないのだけど……何故パーフェクトだと思うんだ🙄

ホラー要素はあるのだけど、基本はDV+モラハラ+ストーカー男が怖いという話で、おかんがインドからアメリカまで出張ってくるまで男のヤバさに気がつかない娘がどうかと思う(彼の言動の端々から察しろ)

タイトルの『evil eye』は邪眼という意味で、劇中では男が邪眼の持主でそれに見つめられたおかん・娘に災いがという形。
邪眼避けのアイテムは割合有名かも、青いガラスで白と水色で丸い目玉のやつ。

これ男女逆だったとしても相手を尊重する振りして支配したがるタイプはもれなく地雷というのが私の感想でござったよ、にんにん。