激怒のLaylaのレビュー・感想・評価

やりたいことは分かるけど、もう一捻り欲しかったなという感じ。主人公サイドはこちら、悪役サイドは権力側、と大変わかりやすい構図のままストーリーが進み、登場人物たちが表面的にしか描かれていないので（それも監督の意図があってのことかもしれないけど）イマイチ感情移入しづらく。こちらが主人公の怒りに共感したり、悪役に対してもう我慢ならぬ！という気持ちになる前に主人公があっさり激怒してしまうので、せっかくのアクションシーンやゴア描写にもあまりカタルシスを感じられなかった。俳優さんたちの演技は皆さん大変よかったです。