アベ二ティKazumaAbe

激怒のアベ二ティKazumaAbeのレビュー・感想・評価

激怒(2022年製作の映画)
4.9
現実をフィクションの形で叩きつける痛快作。これが初監督作ならマジで見事だと思います。

罰されるべき人が罰されない世の中・既得権益の鬼が跋扈する時代がこうも長いと、フィクションが持つ牙も観客に深く刺さるよう。主演の川瀬さんの見せる表情の豊かさ・寂しさを孕んだ眼差しに怒りが宿る瞬間には緊張と同時に深い安堵があった。

ゴアとアクションが同居するスペクタクル・ラストの青空の爽快感が大好きな作品であり、映画グッズの缶バッジを買いました。