このレビューはネタバレを含みます
観終わった後で色々と考える事が多かったです。
映画だけで考えると決してハッピーエンドではない、取り返しのつかない事・失った事の大きさを背負いながら生きていかなくてはいけない苦味を残してはいるのですが....
夫婦関係が破綻しかけていて気持ちが離れていても、最後は子供に見守られながら逝く人生は理想的だと思います。
あの状況は不本意かもしれませんが、人生に予期せぬアクシデントは付き物です。
自分ではコントロールできない運命に出くわした瞬間から、必死に抗いそして受け入れていく。
幸せな人生とはなにか...
悔いのない人生などないならば、どう生きたらいいのか...
この映画は、生きていく事への讃歌・挽歌なのだと理解しました。