【手紙】
脱出不能な空間だけでなく、そこに「老い」という生物が絶対に逃げることのできない絶対不可侵な事象を混ぜ込んだスリラー映画。
これまでも「脱出不能」系は散々描かれてきたが、大自然しかもビーチという客観的には不能とも言えない?状態が斬新。
(とは言え入ってきたところからなぜ元の位置に戻されてしまうのかという点は説明不足で残念だったが)
設定はまあその通りだったし、ネタバレというネタバレもないが、「ハラハラ」する様々な事象の描きかた・映し方がとても丁寧だったように思う。
「終わり」が見えてる中で焦らずにいられるなんて無理な話だ。
そしてだからこそくる「家族の終焉」もまた良し。
※あとカメラワーク…このカメラさんめちゃくちゃ平行移動で映してるんだが、最初のホテルのところの窓ガラスにカメラが映り込まないのが不思議すぎる(これ編集で消してるよね…なんかもう何も信用できないな…)
2021.8.28