オールドのchiiiiiのネタバレレビュー・内容・結末

怖いのかなー、びっくりあるかなー、と構えて行ったからか思ったよりすごく観やすかった！
キツいシーンも無くはないけど、ショックシーンはかなり抑えられていて心臓にありがたかった。

何故か時間の経過が早くなるビーチ。
急激な成長、そして老化。
自分が老いることに対してこういう形で恐怖を抱くとは思わなかったな。

散りばめられた違和感、伏線が回収された時の気持ちの良いこと。あぁ、あの時違和感を覚えたのは正しかった、と答え合わせしていく感じってやっぱり楽しい。
とはいえ、想像を超えてくる展開に驚いたりもした。予告からはまず想像できない。
そもそもスリラー映画なんだけど、ストーリー的には家族のお話だった。
途中からは怖さはほぼ無くなり、泣きそうにすらなった。

絶妙な身体変化の細かさ、顔の変化、子どもたちの心境の変化めちゃくちゃ良かったなー！大人は身体変化が本当に徐々に、皺が増えたり目や耳が悪くなったり。子どもたちは思春期モードに入ったり、逆に落ち着いた考え方をし始めたり。ビーチの人たち一人一人の変化を見るだけでもめちゃくちゃ面白かった。
特にチャールズの様子がおかしくなっていく辺り、死体発見でみんな集まっているのに一人どこか違うところを見てぼーっとしてるのは怖かった。

人を救うために治験という名の殺人をする製薬会社。
良いビーチを見つけたと思ったんだろうな…こんなん実際あったら、誰かはやるんじゃないか？

最終的に全く救われないし、気持ち晴れ晴れとももちろんならないけど、おもしろいんだよな。