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オールドのCOLORofCINEMAのレビュー・感想・評価

オールド(2021年製作の映画)
3.7
●さて、今回の「わくわくシャマランランド」は「どっちのシャマランショー」?
●30分で1年が過ぎる岸壁に囲まれた謎のビーチ。
限定された空間。招待された人々はどこか妙な言動やそぶり。
砂浜に先に訪れていた人が座っている。
もう、その設定だけでシャマランランドである。特に限定空間。(ヴィレッジもサインもスプリットも)

●どんでん返し云々がずっと言われ続けるシャマラン監督だが実際は、そんなに驚くような「ちゃぶ台返し」や「オチ」がある作品ばかりではなく、ほとんどが途中の見せ方に魅力がある。
本作は、そう言った意味でも正攻法の語り口で飽きずにラストまで見られて面白かった。
●(何故?このようなビーチが…については、まあ、そういう場所があったというぐらいで良いと思う。何でもかんでも説明付き過ぎると理詰めになりかねないので)
磁場がテロメアに直接作用、とかいろいろ理由は作れそうですけど。

●スプリット、ミスターガラスに続いてFilmographによるタイトルデザイン(Main Title Sequence & Main on End Title Sequence)。文字によるモーショングラフィック・タイトルシークエンスが最近のシャマラン傾向。
他に手掛けているタイトルデザインに先日公開「プロミシング・ヤング・ウーマン」やジェームズ・ワン監督関連など多数。
●撮影監督もスプリット、ミスターガラスに引き続きマイク・ジオラキス。「イット・フォローズ」「アス」なども。こちらもシャマラン監督に合ったルック。顔の撮り方がよいなぁ。あとスコープサイズの使い方。


●マーロンブランドとジャックニコルソンが出ていた映画。判った人はスクリーンに向かって、それ「ミズーリブレイク」やー、って呟いたと思う。(タイトルの意味がミズーリ川流域のエリアを指しているので、ビーチと関連してチャールズが記憶の底から思い出したのかも?)
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