例えるなら"わりと出来がよかった山田悠介作品"って感じ。出オチ感がある。
予告で出てる情報までで書くと「そこにいるだけですごい速さで歳をとってしまうビーチでは、どんな事が起こり得るでしょう?」っていう色んな例を楽しく時に絶望的に見せてくれた感じ。
映像は一定の質を保っていて観やすかった。ショッキングな出来事は起こるけどグロテスクなシーンはほとんど映さないのが、安心でもあり若干物足りなくも感じた。
(でもあんまりグロくすると品が悪くなるのでこれでいいかな)
アイディアは面白かったけど、真相のようなものはこれ系のスリラー慣れしている者なら粗方予想がつくと思うので、そうか〜!ってなった部分もあったけど後半ちょっとダレたかなと思う。
非日常であるバカンス/美しい隔離されたビーチと老い・死の組み合わせは好きだったしよかったので、もう一度どんでん返しが欲しかったなぁ。
DVD特典映像のカットシーンはほぼ全部入れたほうが良かったのでは?と思った。観ている者に予想させて楽しませてくれる丁寧な伏線が欲しかった。
撮影班やエンディング曲に美しい娘達を使ってるそうなんだけど、正直こういうのに身内出してこられると萎える。
「僕の美しい娘ちゃん達を見て!」とかやり出すなんてまだ若いのにシャマラン監督も老いたかな、と思いました笑
だんだん老いていく登場人物達の特殊メイクは極めて自然で、手放しで褒められるポイントでした!