シャマラン節バリバリのミステリーサスペンス。
この伏線と発想の多様さがシャマランの真骨頂という感じがする。
序盤の状況説明にもしっかり時間を割いているがビーチの異変に気づいてからは一気にスピードアップし、怒涛の死の連続にダレることなく見ることができる。
作品全体でカメラを左右にゆっくり振ることで状況を伝える演出が多用され、かなり不穏な感じが出ていて良かった。
普通の人間よりも死がかなり近くなるので、死について考えることができるのが秀逸だった。
最後は特にどんでん返しもなく終わるが、全体的にバランスも良く、細かな伏線もしっかり回収してくれるので完成度が高く気持ちのいい作品。