琥珀

オールドの琥珀のネタバレレビュー・内容・結末

オールド(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

そのビーチは、一生が一日で終わる。
M・ナイト・シャマランが放つ、謎解きタイムスラー
色々な人の”時間”を通して”時間”を問いかけてくる作品だったと思う。子供の成長は早い。大人よりも。それに伴って心も変化する。昨日と感じ方が違う、両親には分からないだろう、というセリフにはさて私は考えさせられた。心の中を色で喩えたセリフは好きだった。「今は心に色がいっぱい。昨日は少ないけど強かった。今は多いけど静かな感じ。」綺麗な表現だな。
ホラー要素があるとひとりで観れなくなってしまうけどこれは最後まで観れた。確かに滅多刺し、毒が身体に回るとかあるけど、転落後とか本当にグロい表現がないのは良かった。また自然の映し方も良い。岩肌や波、砂浜。言葉にしにくいのだけど、画面の切替わりで映るから人ばかり映るよりも時間が過ぎてることを抵抗なく受け入れられた。
そして何よりストーリー内の伏線の多さ。伏線が回収されていくと、思わずうわーって言葉が出てた、そしてすぐに見直したくなる作品。
琥珀

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