このレビューはネタバレを含みます
歳をとるビーチに解かれるべき謎があるわけではなく、自然がそれを作りましたというとんでもオチ。
まあ、そのビーチを悪どい製薬会社が治験に使っていたというのがホラー要素なのか・・・。
ただ、歳を重ねたガイとプリスカが海辺で「ここは美しい」「なぜ逃げようとしていたのか」と語らっていた場面には、人が老いる美しさを感じさせられた。
人にはなすすべなく諦めなければならない状況があるが、その中で心を平静に保っていられるか。『メランコリア』での終盤のジャスティンを思い出した。
個人的にはガイとプリスカの最期で満足したので、後半の手紙の解読いらないかも、という気分になってしまった。最後まで絶望感に浸らせてほしかった。
あと、クリスタルお姉さんの死に方がけっこう惨くて好きでした。マドックス「(骨が)変な位置で治ってる・・・」(笑)