シャマランらしい見た事ない映画だった。大好き。序盤の何も起こってない時からあとで思うと皮肉なセリフとかが散りばめられてて楽しい。
もちろん怖いんだけど哲学的だし笑えるシーンも結構ある。怖すぎて笑える。
子供同士の仲良くなり方が可愛らしくて好きだった。俺珍しい貝殻いっぱい持ってんだ〜とかそういうレアアイテム自慢で、すごいじゃん!ってお互いに言い合う感じ。ほほえましい。
色々お話の流れもうおおお俺が好きなやつぅうう!ってなった。
想定しうるラインを超えてくることで同時に人生についても考えさせられる天才のなせる技。
シャマランももちろん凄いんだけど、こういうシュチュエーションスリラーを見るとまじでジョジョって凄いなって思う。
アイデア的に結構重なる部分があるけど、それを高品質で量産し続けてるわけだもんな…バケモンですよあの漫画は。
【洋画ホラーメモ】🦑ネタバレあり
◯異常が起きだしてからのいっぺんに畳み掛ける感じがやばい。不審死体が上がってきてから状況に混乱するまでは割と段々なんだけど、子供が大きくなって…とかってあたりから一方では持病に苦しみだしたり老いに狼狽だしたり人を傷つけだしたりが纏めてやってくる演出の重ね方がうまくて興奮した。
◯1人が腫瘍で苦しみだして倒れたから切開しなきゃって状況で、肝心の医者が認知症を急速に進行させておかしなことを言ってて不安になる。『命を握る相手が信用ならない』て最高にサスペンスフル。
◯あのセクシーなお母さんのなんとも皮肉な恐怖演出。老いに怯えて灯りを消させようと迫ってくる様が一番醜い皮肉。シャマランめっちゃ楽しんでそうでなにより。
◯まさかの子供が…
親にしてみれば絶句もの。
◯まともに謎解きしようとして結構いい線行ってそうだったアジア系の水泳得意なおじさん。あの減圧方式で洞窟いくの名案だと思ったんだけど誰も聞いてないのな
◯加齢に伴う目、耳、体の不調。見えないってのは個人的に相当堪える…見えさえすれば映画見れるもんね。こわい。
◯なにで喧嘩してたか忘れたけどもうどうでもいい、って肩寄せ合う夫婦が美しかった。人生のスパンで考えたら大切なものが見えてくるという、超常的なこういう映画じゃなきゃたどり着けないシーンだった気がする。