死を目前にした人間の弱さや醜さ
クライマックスで示される個人の利<大勢の利の構図
答えのない問題について考えさせられる映画だった。
リゾートでの休日、豪華なホテル、透き通る海、豊かな自然とロケーションは完璧なのに、暗めのフィルターをかけているのかどことなく不穏な雰囲気を醸し出していた。
時間が早く進むビーチゆえ、ここではすぐに年をとってしまう。
「考える時間をちょうだい」
「後で話すから」
よく口にする言葉だが、明日がくるのは当たり前ではない、死は案外近くにあるのかもしれないと思うと、今を一生懸命生きていかなければと思った。
SF好きはいうまでもなく、ところどころに伏線が散りばめられているためミステリ好きにも良いだろう。ややグロテスクな場面もあるがそこまでハードルは高くないためホラーが苦手でも観れると思う。
社会学が好きな方
SF、ホラー、ミステリーが好きな方
おすすめです。