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ヘルムート・ニュートンと12人の女たちのkayoのレビュー・感想・評価

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ヘルムート・ニュートンの人となりが分かって興味深かった。マッチョでフェティッシュな女性を写す彼の写真が大好きで、どんな人なのだろうと思っていたけれど、見た目はちょっとだらしなくさせたヴィム・ヴェンダースのようで面白い人だった。

歳を重ねたイザベラ・ロッセリーニとシャーロット・ランプリングが素敵。彼女たちみたいに歳を取りたい。そして、グレース・ジョーンズがあんなに愉快な人だとは思わなかった。

女性蔑視だとか何だとか言われようが、アーティストが自分の美学に基づいて生み出した作品で、自分自身恥じるところがないのであれば堂々としていれば良いんだとしっくりきた。自己検閲をかけたり、炎上にビクビクしながら制作しても良いものなんて生まれないよな。今のアーティストには自分の作品を信じる強さが必要なんだな。
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