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パリの調香師 しあわせの香りを探してのmakoのレビュー・感想・評価

3.4
香りの世界は元々凄く興味があり好きだったので、以前から気になっていた作品。
更に今回はパリの街並みや雰囲気を感じたくなってこの作品をチョイス。

ポスターイメージほど華やかなストーリーではなかったけど、華やかなだけではない調香師のシビアな一面を描いていてヨーロッパらしい映画だった。盛り上がりは無く淡々と描かれているので途中ちょっとダレたけど、最後まで安定して観られた。

期待した街並みという面では、観光地のような華やかなパリの街並みではなく住宅街の一画や地元民の活動する飾らない景色を観ることができた。
それと、フランスの文化や生活の中でいかに香りが重要視されているかを改めて知ることができた。工場が排出する人工の匂いに香りを混ぜて自然の香りに近づける事や洞窟の複製に洞窟の香りを作ってつける仕事、やっぱり香りの先進国は、香りに対する意識が全然違う。
香水だけじゃない、調香師の様々な仕事も知る事ができて面白かった。
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