TakuoAoyama

アンダードッグ 後編のTakuoAoyamaのネタバレレビュー・内容・結末

アンダードッグ 後編(2020年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

主題歌「Flowers/石崎ひゅーい」

「俺ら引導渡し合うしかないっしょ。」

後編は児童養護施設育ちの大村龍太(北村匠海)が施設にボクシングを教えに来てくれていた憧れの晃と切望した一戦を描く。

過去の過ちが発端で順風満帆な人生はぶち壊され、視力も失い掛け、ボクシングも禁止された龍太はそれでも尚、人生最後の勝負を望む。

前編では芸人相手に酷い試合をしてしまった晃が後編は逆に胸を借りる立場となって未来を期待されてきた若手ボクサーに挑む。

20分以上の躍動感溢れる闘いは、リングで生きてきた男達の人生そのもの。

ロッキーのようなタイトル戦でも何でも無く、世間からは注目されてない試合も当の本人達にとっては全てをかけた一大イベント。

誰のためでもない、自分のために罵られようが、目が見えなくなろうが、それでもリングに上がり続ける。


ダサくて格好良い3人の男の生き様を描いた映画。
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