たくや

記憶の技法のたくやのレビュー・感想・評価

記憶の技法(2020年製作の映画)
3.0
いつもありがとうございます!
オンライン試写にて鑑賞。

平凡な女子高生が幼少期の断片的な記憶の謎を追う静かなミステリー。
落ち着いたトーンで進むストーリーや相棒役の男の子の頭良さげな台詞が良い味を出している。サスペンスの雰囲気は満点。

記憶のピースが少しずつ明らかになり、過去の秘密やトラウマ的な出来事の内容も分かってくる。こーいう少しずつゴールに近づいていくサスペンスは好き。

だけど、
後半にわかる真実がもっと劇的なものだと勝手にハードルを上げていた(^∀^;)失敗。
この真実自体はとても良い話だから、ハードルを上げないでご鑑賞いただきたい(笑)

あと個人的には終りのその先が観たかった。相棒の子の出生がもっと気になる。彼もまた壮絶な人生だから。※彼の母親は宗教にハマり、子供時代に絶縁しているような回想シーンがあった。ここを掘り下げたらまたさらにドラマが生まれそう。
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