磨

記憶の技法の磨のレビュー・感想・評価

記憶の技法(2020年製作の映画)
3.3
幼少期の記憶が断片的で曖昧な女子高生が自身の出自を辿る為に、(なぜか)同級生のイケメンと共に出生探しの旅へ…。
2016年に急逝した吉野朔実さんの同名漫画の実写化作品。イケメンの存在や、学園パートがやたらと少女漫画チックなのが序盤から気になっていたので納得。
主演の石井杏奈ちゃん、元E-girlsという肩書きは薄くなり、すっかり女優です。イケメン役の栗原吾郎、調べたらアニメ「坂本ですが?」の主題歌を歌ったカスタマイZ(カスタマイズ)のボーカルと知り、現在の職業が【元俳優・元歌手】になっていて二度驚きました。

パズルのピースが埋まっていくように徐々に真相に近づいていく様は、基本とはいえ引き込まれるものがあります。こういった作品が世に溢れているので、結末には目新しさを感じなかったけど、悪くはないと思う。
キャラ設定もあるけど柄本時生の演技力は目立ってた。お母さんの戸田菜穂はやはり良い。

それにしても、こういう美男美女同士による健全な物語もたまには良いね。
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