このレビューはネタバレを含みます
台湾の聾学校であった事件。
性被害件数100件以上。
学校側は隠蔽した。
被害者達は皆黙っていた。
それは耳が聞こえないと言う事は話す事も出来ないと言う事。助けを叫ぶ事も出来ないと言う事。
先生に被害を訴るも誰も助けてくれなかった。
だから子供達は黙る事を選んだ。
韓国にも似た事件があって映画化されてましたね。
どこの国にもあるのかもしれない。
ただこの映画の切り口は違う。
主犯格の少年も実は先生から性被害を受けていた。
ここまでよく聞く話し。だが少年は憎いはずの先生に久しぶりにあって嬉しかったと言う。そんな自分が変態で生きる価値がないと。
あぁ‥。少年を罵る事は誰にも出来ない。
これが加害者に好意を持ってしまう極限の精神状態だったのかは分からないけど。
いやー。思ってもみなかった方へ話しが進み深くて考えさせられたわ。