意図せず、たまたま公開初日に観た作品。噛めば噛むほど、観ればみるほど味わい深い作品に感じたので、公開早めに観て良かったです。また観に行こっと。
人には言えない苦悩を抱えながら生きる日常の中でも、お腹が空く時間は訪れる。その時だけは穏やかな時間が流れても、また時々突きつけられる現実に苦悩する。
死の現実に向き合っている登場人物達それぞれの苦悩が時に生々しく、時にグロテスクに表現されて、ただただ穏やかに過ぎるだけじゃない、生きるという事を実感させられる。
ただ、そんな時間の中に現れる救いとして、食や人との交流を通して感じるささやかな喜び、人と人との支え合いを作品全体的を通してあたたかく見る事ができる。曇った人生に心安らぐ射光を感じとれるような作品だった。
観る前に、イカの塩辛とほかほかのご飯、みそときゅうりは準備必須🦑🥒
