久しぶりに母を誘って映画館へ。かもめ食堂もめがねもなぜか母と観たので、2人でいくのは10年ぶりぐらいかも。
一緒に行けたというだけでもうよかったし、時々他の人と一緒にクスクス笑ってたので良かった笑
全体的に淡々と進んでいくし強弱が大きくあるわけではないからこそ、松山ケンイチの心情の変化が少しずつ垣間見えていくところがとても良かった。
とても印象に残っているのは満島ひかりが言ったセリフ。不謹慎だけどどうしても思っちゃうの、（詳細はここに書かないが）という部分なのだけど私はそれをわざわざセリフにしたこの監督、すごく良いと思った。
ここだけの言葉を切り取ったらNGだけど、だからといって人間はそんなに簡単じゃない。
前科がある人、親や家族を亡くした人、大切な人と別れてしまった人、彼らはみんな川っぺりを生きているけれど、それでも一緒に食卓を囲むことができる人がいるということ、日常の些細な幸せを感じられることさえできれば生きていけるんだと思わせてもらえた。それはやはり前2作ときちんと接続していたとおもう。
終始なくなった祖父のことを考えていた。どんな形でも良いからまた会いたいなと思った。
