『かもめ食堂』荻上直子監督作品。
他人との関わりを拒絶している男が隣人らと関わりを持っていく物語。
松山ケンイチ演じる山田は前科持ちで他人との関わりを持ちたくない。
古アパート“ハイツムコリッタ”で一人暮らしをする事になるが、ムロツヨシ演じる隣人の島田が風呂を借りに来るようになり強制的に他人と関わりを持っていく…流れ。
孤独でひっそりと生活したいのにズケズケと入り込んでくる隣人ら。
みんな何かしら抱えている事が少しずつ分かってくる。
しかし詳細は語られないところが映画としての距離感は保っていました。
山田の実父も一人暮らしゆえの結末を迎えてしまうが…ここはちょっと重い。
でも決して独居=不幸ではないという事も言えるんですよね。
荻上監督らしい押し付けがましくないヒューマンドラマという感じでした。