にどね

川っぺりムコリッタのにどねのネタバレレビュー・内容・結末

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

蝉、夕立、きゅうり、なす、川、台風。夏の映画です。日本にいる限り、死んだ人のことを思って会いたくなったり、乗り越えられたり、やっぱりいつもより死が身近になる季節で、こんな風にそれぞれの暗い部分を抱えながらも、すき焼きを一緒に食べる人がいるのっていいな。先日「季節のない街」を観たところだったので、親子は「どですかでん」のオマージュだったのかなと思ったりしつつ、いのちの電話の話、お坊さんとの関わり、役所のひと、塩辛工場の皆さん、お隣さんも大家さんも、全員が何だか憎めず、しみじみ好きになれて不思議でした。
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