地球外生命体

川っぺりムコリッタの地球外生命体のレビュー・感想・評価

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)
3.3
『かもめ食堂』『彼らが本気で編むときは、』の荻上直子監督が、先の2019年に発表した同名小説を自らの手で映画化。

タイトルの「ムコリッタ(牟呼栗多)」は仏教の時間の単位のひとつ(1/30日=48分)を表す仏教用語で、ささやかな幸せなどを意味する。

北陸の小さな町のイカの塩辛工場で働き口を見つけ、そこの社長から紹介された〈ハイツムコリッタ〉という古いアパートの一室に住みながら、ひっそりと新生活を始めた山田。彼の日々のささやかな楽しみは、風呂上がりに冷えた牛乳を飲み、炊き立ての白いご飯をひとりのんびり味わうこと。しかし、引っ越し早々、隣室の住人の島田が図々しく彼の部屋に押しかけてきて、山田の静かな日々はすっかりペースを乱されることとなり……。
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