東京国際映画祭にて鑑賞。これが今年のTIFF1本目。
TOKYOプレミア2020に出品されたイギリス映画。上映本数が少ない初日の鑑賞候補の1本とあって、迷わず観ることを決定。カンヌの批評家週間にも選出されていたこともあり、期待して鑑賞けれども、期待に違わぬ良作でした。
突然死した夫の秘密を知ってしまった妻の物語。
手垢の付いた話に終始するかと思いきや、絶妙に捻りとサプライズを盛り込んで話を推進するので、自然と映画に惹き込まれる。メインキャストとなる3人の演技も良い。
ストーリーと演技の巧さに惹かれる一方で、随所に挿入される主人公の心情表現も印象的だ。やや仰々しすぎる傾向にはあるけれど、雄大な自然やイギリスとフランスの地理的関係にも目配せをしていて、美しくもあり巧みさも感じさせる。
娯楽色が意外と強く、ストーリーの内容的にもかなり親しみやすい作品という印象でした。もう一回映画祭期間中に上映があるので、気になる方はぜひ。
