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アラヤのmasaのレビュー・感想・評価

アラヤ(2020年製作の映画)
3.3
東京国際映画祭2020にて。

息子を失い山に隠遁した男。
暴行され心を閉ざした女。
私生児として生まれた娘。
やがて歳月が流れ、運命の歯車が動き始めた…。
因果や無常など独特の世界観に彩られたシー・モン監督、驚愕のデビュー作。

アジア独自の仏教感も盛り込みつつ、因果応報というか、そういう雰囲気大。

150分と長い作品なので、伏線の回収やそれぞれの話が繋がり始めた頃から、物語に集中出来てきた。

舞台となる架空の村アラヤ「阿頼耶」、原題の「無生」といった仏教用語や、因果、転生、無常といった概念を具現化したようなストーリー展開は魅力に溢れている。

思ったより、深いし大作。
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