kissenger800

続·ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画のkissenger800のレビュー・感想・評価

-
この種類の「笑い」が徹頭徹尾苦手なので、無の表情で見たんですけど、それでもこのタイミングで見て損はない作品だなあ、と認めざるをえない(=しぶしぶ)。
だからこそ『シカゴ7裁判』(2020)でサシャ・バロン・コーエンが1回もこっちのノリを披露しなかったことに驚嘆したんだわ。って思い出したりして。
ちなみに彼の娘役を演じていたブルガリア出身女優、このむちゃな設定を一貫してプロフェッショナルに貫くことで、父(俳優)が娘(俳優)を称賛する(ガチ)シーンが終盤に訪れるんですよ。
そのあたりの虚実入り乱れる最中の「実」の感じが、人の心を動かす原動力なんだろうな。
kissenger800

kissenger800