皿もげ

Everybody's Talking about Jamie~ジェイミー~の皿もげのレビュー・感想・評価

3.5
現代のドラァグクイーン誕生のミュージカル。
主人公のジェイミーが最初からゲイであることをクラスメイトたちにもカムアウトしている、彼のドラァグショーを見てキャッキャするというところがまさに現代。
父と子の複雑な関係や、10代にありがちな伸びた鼻をへし折られるようなシーンは映画的ではなくリアルでよかった。
全体的なLGBTものにありがちな展開ではあるけれど、ジェイミーが終始美しい!ファビュラス!なので楽しめた作品。
楽曲はキャッチーではあるけれど個人的な好みとしてあまり残るものがなかった、せっかくのミュージカルとしてはそれが少し残念ではある。
もっとゴージャスな曲があったらもっと楽しめたかもしれない。
ただ、ラストのカットはぐっときた。
これが実話なのは素晴らしいなと思う。
ジェイミーみたいに強くなくても、みんなが自分らしく楽に過ごせる世界になるといい。
※こういう思想がいきすぎると「自分らしさの強要」になって気味悪いなとも思う
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