ピクサーは監督や脚本家の個人的な思い出から物語を着想することが多いのは有名な話ですが、
今作は監督の少年時代の思い出をベースにしているという。
驚くほど小規模な物語で、敵というほどの敵もいないし、目的も非常に小さい。
ピクサーの中でもかなり地味と言える作品。
個人的にはもう少しドラマチックにして欲しかったなと思う。
シーモンスターという存在の意味があまりない。
極論、白人の村に有色人種が紛れ込み、様々な障害を乗り越えて周りとの軋轢をなくしていくという、もっとリアリズムのある内容でも大した問題はないように思う。
終盤のジュリアのお父さんの振る舞いにはちょっぴりホロリと来た。
