まりぃくりすてぃ

吉祥寺ゴーゴーのまりぃくりすてぃのレビュー・感想・評価

吉祥寺ゴーゴー(2020年製作の映画)
3.5
体格よしの女子二人が、ジャケ写ほどには美女らずに、小柄めな爺さん相手に可笑しみ優先な役柄に徹してくれて、不快感ゼロ。不思議プロットもスーッと胸に入ってきた。
しかし、井の頭公園を離れなさすぎる小さな作り。
尺をもうあと5分でも増やして「昭和中期の人が令和に来てこんなことにびっくり🌰あんなことにあんぐり🌰」ってシーンをてんこ盛ってくれたらば、もっとキラキラ観れたんだけどなぁ。。。

[アップリンク吉祥寺にて、瀬田なつきのつまんない『PARKS』との二本立て。ゴミ長い『PARKS』💩を私は数年前に早稲田松竹で寝そうに観て以来。抱き合わせになんかせず『吉祥寺ゴーゴー』🥳だけをその場で繰り返してくれたほうがよっぽど有意義だぞよ、支配人ッ]


ところで、吉祥寺って、いつ来ても、装ってる人がほとんど見当たらない “地に足” な街。トレンドカラーと関係なくって感じに黒・紺・グレイ(たまに茶)の女性だらけだ、いつも。ホワイトベージュ着てるだけで一番目立っちゃう。
そんな賑わう道を、黄蝶が一匹ひらひら横切った。視線泳いだ先からは、花屋の香り。たまたま「ハニーイエローブーケ」売り出し中で、ガーベラ、ピンクッション、スターチス等の、小毬咲きや小粒たちの軽やかな黄色が「ほどオシャでしょ♡」「買ってって」とアピってる。そこへ、美しい雪白ふさふさボブ髪のお婆さん客がしっかりした足で一人進んでいった。『吉祥寺ゴーゴー』に唯一つながる眺め、ってちょっと思った。

「秋深し 吉祥寺には海がない」
(季語/海→日本海→冬)

「ずっと前 自由の女神があったらしい」
(季語/自由の女神→ソフトクリームみたいの持ってる→夏)