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跋扈妖怪伝 牙吉 第二部の好翁のレビュー・感想・評価

跋扈妖怪伝 牙吉 第二部(2004年製作の映画)
2.5
1作目を「妖怪も登場する特撮時代劇」と評したが、今作は「特撮時代劇」。妖怪成分はほぼ無い。妖怪はヒーローものの怪人のようにバトルシーンでとりあえず出るだけ。
1作目と比べると話も画面もスッキリして見やすい。

人の心を知らず無差別に人を殺す暴れ者の桜丸と、牙吉を追う女人狼の安寿が話のメインになっており、主人公の牙吉は序盤で負った大怪我を癒すため終盤までほぼ何もしない。

桜丸を演じるプロレスラーの船木誠勝は思わぬ良演技で完全に主役を食っていた。鍛え抜かれた体躯が剣術も何も知らない力任せの暴れっぷりとよくあっている。せっかくの肉体美が最後の回想シーンでちょっとだけしか出なかったのはもったいない。
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