ずいぶん酷評されてることが不思議なくらい自分は楽しめました。武田玲奈カワイイ〜とか、脚キレ〜イとかニヤニヤしながらも、全篇ガッツリ怖がることができる思わぬ拾い物でした。
本作は最近よく見かけるリモート系ホラーの類で、ときおりＰＯＶを織り交ぜながら上手にサスペンスを盛り上げてくれます。
登場人物たちは、この手のホラーにしてはマトモな子たちです。若干のおバカはしますが心情はまあ理解できます。
怖がらせ方はＪホラー(懐かしい)の王道ばかりですが使い方が巧みで、よく勉強してるなぁと感心しました。
ツッコミどころは色々ありますが(特にお兄ちゃん登場からクライマックスにかけて)ロクにおカネもかけずにここまで楽しませてくれたら大満足です。
かつて2ちゃんねるを賑わしたネットの闇「鮫島事件」の映画化。口にするだけで、はたまたそれを聞くだけで呪い○されるというヤバい噂。被害者が次の加害者になり無自覚に呪いを伝染させていく様を、コロナの感染に例えて現代の空気を手に入れるあたり秀逸。実際コロナ禍でもこれなら作れる、というアイデア作品でした。
さてここからネタバレになりますが、ちょっと「鮫島事件」の全容がよく分かんなくて。
いったい鮫島くんに何が起きたのか、二度観てもピンとこないのです。リンチ殺人？閉じ込められて餓死？「七つの大罪」は加害者たち？それとも彼？出られないから恨みを込めて？いや窓からでも外には出れそうだったけど…閉じ込める為ならあのドアノブのチェーンとか意味無くない？あれは普通に開くよね…全てが誘い込むための罠なのかな。
冒頭に現れた霊は最初の犠牲者だね。フルートを聴きたがってるのもきっとその娘。
アレを鮫島だと勘違いして文句いってるレビューが多いですね。
そのよくわからないところも不気味さに拍車をかけてて、観終わった後すぐこの事件について真剣にググってみ
おっと、誰か来たようだ。
