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皮膚を売った男のharuのレビュー・感想・評価

皮膚を売った男(2020年製作の映画)
3.4
2021/11/23 観賞。
シネ・リーブル梅田にて観賞。

シリア在住のサムと恋人のアピール。
サムは列車の中でアビールにプロポーズする。承諾を受け感極まり「私達は自由だ❗」と叫ぶ。
その姿を撮影する乗客。
それはSNSで拡散されてサムは当局に拘束される。
高圧的な取り調べにサムは逃げ出してアピールに国外脱出を誘うが彼女は親の紹介の男と結婚する事になり、サムは1人でイスラエルに亡命する。
工場で働き美術展のパーティーのケータリングを盗み食いしている時にサムに男が声をかける。
彼は著名な芸術家ジェフリーだった。
事情を知ったジェフリーはサムの背中にタトゥーを施しヨーロッパの展覧会に芸術品として各国に行く様になる。やがて、アピールの住む国を訪れて彼女に会おうとするが・・・。


表現する言葉が色々あり上手く表現が出来ない😁。

冒頭のシリアという国で、さりげない言葉で捕まる事も怖いが改めてSNSの怖さも感じた。
何気なく使うがユーザーは「配慮した気持ち」で慎重に使うべきツールだと思いましたね。

サムの背中にタトゥーを入れたジェフリー。彼は「自分は悪魔」と発言していたが、確かにサムの身体を美術品扱いにして自由を奪うあたりは納得。
何故か人魚姫を連想しちゃいました。

サムがアピールに対する気持も観ていて切なく思いましたね。

それだけにラストシーンは素敵でした。
ネタバレになるので書きませんが・・・。
これは観て欲しいです。
そして皆さんの意見を聞きたいですね❗
haru

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