イチロー51

ディヴィジョンのイチロー51のレビュー・感想・評価

ディヴィジョン(2020年製作の映画)
3.8
誘拐ビジネスを題材にした実話ベースのアクションサスペンス。
裏社会とコネクションを持つ汚職刑事と「殺し屋」と異名を持つ暴力刑事が、議員令嬢誘拐事件の解決に挑む。
1997年。ブラジルのリオデジャネイロでは、ギャングが関与する富裕層をターゲットにした誘拐ビジネスがはびこっていた。

本作はハリウッドのエンタメのように人質を助けて、めでたしめでたしとは終わらない。ドロドロとしたやるせない余韻が残るラスト。

実際どれくらいリアルな話しなのかは分からないが、汚職警察がその顔を利かせて事を進める様は面白かったし、人物相関が多様に絡まっていながらも、比較的分かり易く、それでいて単純過ぎない構図はとても良かった!

頻繁にアクションシーンが有る訳でもなく暗い映像が多いが、それが実録らしく緊張感はそれなりに味わえる作品でした!