地球外生命体

ディヴィジョンの地球外生命体のレビュー・感想・評価

ディヴィジョン(2020年製作の映画)
3.2
10 万人あたりの殺人事件発生率は日本と比べて約 32 倍。1000を超えるスラム街があり、重火器で武装した麻薬密売組織間の抗争や、当局との銃撃戦の流れ弾によって多くの市民が死傷する都市。本作は、そんな最も凶悪な都市リオデジャネイロで繰り広げられる善悪なき闘いを、モデルとなった事件を鎮圧した実際の警察官を監修に迎えて映画化。

1997年のブラジル、リオデジャネイロ。街では毎月10件以上の誘拐事件が発生しているが、その多くが富裕層から身代金を取ることを目的としたギャング絡みの 「誘拐ビジネス」だった。ある時、次期大統領候補といわれる議員の娘が誘拐される。これをきっかけに、警察の首脳陣は誘拐事件の撲滅のため、容赦ない捜査で「殺し屋」の異名を持つ麻薬取締課のメンドンサと、賄賂などの汚れた手口でギャングの世界にも精通しているサンチアゴを誘拐対策課に加える。議員の娘を救出するためサンチアゴらは捜査を進めるが、犯人は常に警察の行く手を先回りしていた。捜査情報が漏れていることに気が付いたサンチアゴは、警察内部の裏切り者の存在を疑うが……。

★2021年Cinema Brazil Grand Prize
視覚効果賞
地球外生命体

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